設置店のご紹介
神奈川県南東部に位置する三浦半島。県内でも豊かな自然が残る場所。太平洋から東京湾に入る浦賀水道を望むのが横須賀市。海上自衛隊と米軍の軍港があることでも有名です。
かつて幕末に黒船が来航したことで有名なこの町は今は人口約40万人。工業や農業が盛んです。横須賀市の中心街は京浜急行の横須賀中央駅。市役所や各商業施設もあり、多くの人でにぎわっています。
この横須賀中央駅から徒歩10分のところに横須賀市内の新しい観光名所が2017年2月にオープンしました。その名も「横須賀ビール」です。
横須賀で地ビール?合い言葉は「横須賀プライド」
横須賀ビールと称して横須賀にビール工場を作ろうと構想したのは2014年。古いレンガ造りの建物内を改装し、ビール工場とビアレストランを作りました。
オーナーは地元で長年居酒屋を経営してきた下澤敏也さん。
横須賀で地ビール?ビール工場? にわかに盛り上がったテーマに困惑気味の仲間たち、しかし合い言葉は「横須賀プライド」。地元横須賀を元気に。もっと楽しい街に!そういう想いが様々な事業者にシンパシーを与えプロジェクトが始まりました。
地元の様々な事業主、そして市役所や金融機関も応援してくれての官民一体となった新しい観光スポットを作ろうとのことでプロジェクトを進めてきました。
コンセプトは「ポートランド」
アメリカの北西部にある街、オレゴン州のポートランドをご存じですか?全米で「最も住みやすい都市」「最も住んでみたい都市」に何度も選ばれている場所です。いまは地ビールの盛んな街としても世界中のクラフトビールファンから人気を集めています。ポートランドでは様々な個店がおのおののオリジナルクラフトビールを作りその個性を競っています。
オーナーはポートランドに行ってビール造りを学び、そのコンセプトに感動。同じ事を地元横須賀でもできないかと考えたことが始まりでした。横須賀ビールでは、建物の中に醸造設備を新規導入し、試行錯誤の末に4種類のオリジナルビールを作ることに成功しました。
食事は店長のこだわりを満載に。地元三浦半島で取れた肉、野菜を中心に厳選された食材を集めてビールに合う料理を作っています。
家具もオリジナルのインダストリー家具を
ビールの製法、食材とともにもう一つこだわったのがテーブルやチェアなどの内装家具です。
クラフトビール工場の雰囲気をお客様がしっかり愉しみ、居心地のよい空間にする。それがコンセプトでした。
Iron Lifeは地元横須賀の金属加工業である私たちANAテックが作り始めたしている家具ブランドです。
無骨な鉄を使い、木材の暖かみある素材と調和させ、オトナの家具作りをすることが目標です。
横須賀ビールには何度も足を運び、内装設計の段階からテーブルとチェアの構想をつくっていきました。
横須賀ビール2階のスペースは100人近くが座れるスペースがあります。
横須賀で働く人、近所に住む人、遠くから観光に来る人、目的は様々ですが、気の置けない仲間と楽しく過ごす時間。それが横須賀ビールに求められる雰囲気です。
みんなで楽しいベンチスタイル
まずコンセプトで考えたのがベンチ型のチェアです。
きっちりと座って食事もいいですが、ビアホールとしての活気、元気の良さをアピールするには、軽く座って立ち上がる。そんなベンチ型のチェアがいいと考えました。
2人掛け、3人掛け、4人掛け と様々な種類の試作を行ないデザインを詰めていきました。
特にこだわりはこちらのチェア!
全席、オリジナルデザインのテーブル!
次にこだわったのはテーブルです。通常の飲食店では同じテーブルを何脚も使いますよね。今回はビール工場の雰囲気、横須賀の雰囲気を堪能してもらうために、なんと全てのテーブルをオリジナルデザインとしました!
いや、これは本当に大変でした(笑)。デザインのなかで特にこだわったのがテーブルサイド部の装飾加工です。
テーブル本体の強度も保ちながら、遊び心満載のデザインに仕上げました。
ビール工場の雰囲気を出す!インダストリアル家具への挑戦
テーブルとチェアで飽き足らない(?)Iron Lifeは階段や手すりも作り始めました。
手すりは、ビール工場の雰囲気を楽しく発見できるようパイプをイメージしたモチーフを作りました。
このパイプは樽に繋がっていて、コックをひねればビールがでてきます(嘘)
ぜひビールと家具を愉しみに来て下さい!
横須賀への地元愛とこだわりが詰まった横須賀ビールとIron Lifeの家具作り。
ぜひ現地で現物を愉しんで下さい!